お友達の家に遊びに行った帰り道、いっくんとママは桜並木の下を歩いていた。
はらはらと散る花びらを見て一言。
「雪みたい」
まだ「桜吹雪」なんていう言葉も知らないのだけれど。どことなく詩的な表現をする子だ。
はらはらと散る花びらを見て一言。
「雪みたい」
まだ「桜吹雪」なんていう言葉も知らないのだけれど。どことなく詩的な表現をする子だ。
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いっくんとママと三人で買い物に行った。
スーパーから出たところがすぐ車道になっているので、
「危ないから手をつなぎましょうね」
と言うと、両手に荷物を下げたママの方へ行くではないか。
手をつなぐのは、どうしてもママがいいと言ういっくんのために、ママの荷物を引き受けた。
「どうしておばちゃまと手をつなぐのじゃいやなの。」と聞いてみると答えは。
「おばちゃまは だいちゅきだけど、ママは いっちばんちゅきなんだも~ん。」
はい、よくわかりました。
スーパーから出たところがすぐ車道になっているので、
「危ないから手をつなぎましょうね」
と言うと、両手に荷物を下げたママの方へ行くではないか。
手をつなぐのは、どうしてもママがいいと言ういっくんのために、ママの荷物を引き受けた。
「どうしておばちゃまと手をつなぐのじゃいやなの。」と聞いてみると答えは。
「おばちゃまは だいちゅきだけど、ママは いっちばんちゅきなんだも~ん。」
はい、よくわかりました。
ついこの間、お誕生日でたくさんプレゼントをいただいたというのに、もうおもちゃのカタログをためつすがめつして見て、なにやら物色しているいっくん。早々狙いを定めたようだ。
「クリスマスに買っていただきましょうね。」と言うママに、
「しゅぐ ほちい~~」とごねる。
「そんな大きなおもちゃは、クリスマスじゃないとダメよ。」と言われて、
「くりしゅましゅじゃ おちょちゅぎるぅぅぅ」と、口をへの字にして頑張ていた。
「遅すぎる」って、どこで覚えたんだろう(苦笑)
「クリスマスに買っていただきましょうね。」と言うママに、
「しゅぐ ほちい~~」とごねる。
「そんな大きなおもちゃは、クリスマスじゃないとダメよ。」と言われて、
「くりしゅましゅじゃ おちょちゅぎるぅぅぅ」と、口をへの字にして頑張ていた。
「遅すぎる」って、どこで覚えたんだろう(苦笑)
少し前までは、ぽつりぽつりと字を拾うように読んでいたいっくんだが、この二た月ばかりですっかり「読む」ことが上手になってきた。
スーパーマーケットで、たくさん並んでいる牛乳からどれを選ぼうかと迷っていると、
「これがいいよ。おいしいよ。」
といっくん。手にしたパッケージにはそのものずばり「おいしい牛乳」と書いてあった。
玄関の呼び鈴の音にママが出て行くと、宅急便やさん。
届いた荷物に興味津々のいっくんが早速たずねた。
「それ、なに?」
「ぶどう?」
届いたダンボールには大きく「ぶどう」と書いてあった。
通信販売で傘立てを買うことになった。何色がいいかしら、赤がいいんじゃないかしらと相談していると、突然いっくんが口を挟んだ。
「グリーンがいい」
えっ?グリーン?カタログの写真を見て英語で「グリーン」って言ったのかしら、それとも(この小さな)字を見てとっさに読んだのかしらと心の中で驚きつつ、表面は冷静に聞いてみた。
「グリーンって何色のこと?」
「みどり」
「グリーンって(この写真の中の)どれのこと?」
「これ」
おっ、あってる。
「ここにグリーンって書いてあるから、グリーンがいいって言ったの?」
「うん」
ホントかなぁ。
「じゃあ、これはなんて書いてあるかな?」
「ライトブルー」
ホントに読めてる!! いくらなんでも色を見ただけじゃ「ライト」ブルーなんて言い方できないものね。
平静を装いつつ、心の中はいっくんの目覚しい進歩に小躍り状態だった。
傘立てはもちろん「グリーン」を注文した。次の日に再びカタログを見ていた私に、
「いっくん、グリーンがいい」
と念を押す小さい人がいたからだ。
字を見て読んで同時に意味がわかるなどということは、大人から見れば当たり前のことなのだが、はじめは「あ」と「か」でどういう意味?とたずねられても「赤」だとわからなかったことを思うと、本当に驚いてしまうし、いつまでも赤ちゃん扱いしてはいけないと自分を戒める気持ちになるのだ。
スーパーマーケットで、たくさん並んでいる牛乳からどれを選ぼうかと迷っていると、
「これがいいよ。おいしいよ。」
といっくん。手にしたパッケージにはそのものずばり「おいしい牛乳」と書いてあった。
玄関の呼び鈴の音にママが出て行くと、宅急便やさん。
届いた荷物に興味津々のいっくんが早速たずねた。
「それ、なに?」
「ぶどう?」
届いたダンボールには大きく「ぶどう」と書いてあった。
通信販売で傘立てを買うことになった。何色がいいかしら、赤がいいんじゃないかしらと相談していると、突然いっくんが口を挟んだ。
「グリーンがいい」
えっ?グリーン?カタログの写真を見て英語で「グリーン」って言ったのかしら、それとも(この小さな)字を見てとっさに読んだのかしらと心の中で驚きつつ、表面は冷静に聞いてみた。
「グリーンって何色のこと?」
「みどり」
「グリーンって(この写真の中の)どれのこと?」
「これ」
おっ、あってる。
「ここにグリーンって書いてあるから、グリーンがいいって言ったの?」
「うん」
ホントかなぁ。
「じゃあ、これはなんて書いてあるかな?」
「ライトブルー」
ホントに読めてる!! いくらなんでも色を見ただけじゃ「ライト」ブルーなんて言い方できないものね。
平静を装いつつ、心の中はいっくんの目覚しい進歩に小躍り状態だった。
傘立てはもちろん「グリーン」を注文した。次の日に再びカタログを見ていた私に、
「いっくん、グリーンがいい」
と念を押す小さい人がいたからだ。
字を見て読んで同時に意味がわかるなどということは、大人から見れば当たり前のことなのだが、はじめは「あ」と「か」でどういう意味?とたずねられても「赤」だとわからなかったことを思うと、本当に驚いてしまうし、いつまでも赤ちゃん扱いしてはいけないと自分を戒める気持ちになるのだ。
おやつの時間のいっくんとママの会話。
「ぐみ ちょうだい」
「昨日の残りから食べなさい。」
「りんごが たべたい」
(新しい袋を開けたいらしい)
「りんご(味)が好きなら、今度からりんご(味)だけ買うことにするわ。」
(ママが敗北したらしい)
「たまたま りんごから たべはじめたかっただけなの」
寝る前に一人で本を読んでいるいっくんにちょっと話しかけてみた。
「ぐるんぱは、子供たちに何をしてあているの?」
「たまたま いっしょに あそんでるだけ」
「たまたま」なんていう言い方する人、家族にいたかしら?
「ぐみ ちょうだい」
「昨日の残りから食べなさい。」
「りんごが たべたい」
(新しい袋を開けたいらしい)
「りんご(味)が好きなら、今度からりんご(味)だけ買うことにするわ。」
(ママが敗北したらしい)
「たまたま りんごから たべはじめたかっただけなの」
寝る前に一人で本を読んでいるいっくんにちょっと話しかけてみた。
「ぐるんぱは、子供たちに何をしてあているの?」
「たまたま いっしょに あそんでるだけ」
「たまたま」なんていう言い方する人、家族にいたかしら?