パパ

最近のいっくんは進歩が目覚しく驚くことばかりだ。
まわりの大人が｢ママ、びっくりしたわ｣などと言ってほめるので、｢びっくり｣という言葉も覚えた。
ちょっとしたことでもいっくんは率先して｢ママ、ぶっくり｣、｢じぃじ、ぶっくり｣、｢ばっちゃ、ぶっくり｣と言う。そして、｢パパ、ぶっくり。きっと　ぶっくり　しゅる｣と言う。
パパは、いつも帰りが遅いので、なかなかその場で直接ほめてもらえないのだ。

みんなと一緒に｢ぶっくり｣できないパパが、かわいそうだなぁ(お仕事お疲れさまです)と思う私だ。

お行儀よくしてね

三月の末に、いっくんと妹と三人で、茅ヶ崎のじぃじちゃまとばぁばちゃま(私達の叔父叔母)の家に遊びに行った。

お昼を食べに出かけて、お花見をして、おうちでお茶をいただきましょうと言うことになった。
イチゴとみかんの盛り合わせと、お煎餅の盛り合わせと桜餅という豪華なお茶の時間だ。
ピンクと白の混じった丸い海老煎餅を見て、ソファにちんまり座った、いっくんは｢きれい｣と感動している様子だ。
いっくんが、みかんとイチゴを食べている間に桜餅を食べ始めると、私の手元を眺めて｢ちょっと食べたい｣と言う。いっくんに用意されていた桜餅を小さく切ってあげると、｢おいしい｣と嬉しそうにしていて可愛い。
次に｢きれい｣な海老煎餅と海苔巻き煎餅に挑戦。とても気に入ったようで、食べ終わると小さな声で｢えびべんべ、のりべんべ｣とお替りをねだる。結局五個くらいづつ食べた。途中で、ばぁばちゃまのワンちゃん(ボビちゃん)にもおすそ分け。いっくんは、おいしい物を他の人にも分けてあげるところが優しくていいと思う。
さらにもう一度イチゴを食べたくなったいっくんは、ひざの上の取り皿をローテーブルの上に置いて、ソファから降りてイチゴを取り、ソファに戻ってひざの上のタオル(ナフキン代わり)を掛けなおして、取り皿を手にとってイチゴを食べ始めた。
なんてお行儀がいいのだろう。いい子だ、いい子だ。

もちろんいつも素晴らしいお行儀というわけにはいかないが、この日のいっくんは育ちのいい坊ちゃまそのものだった…おばかなおばのたわごとだと、どうぞお笑いくだされ。

だじゃれ!?

昨日、いっくんとキャッチ(?)ボールをして遊んだ。
上手にボールが届かないと｢おちい(惜しい)｣とか、ボールが転がってくると｢きた、きた｣とか、言葉がどんどん増えている。

そして突然、｢きた、きた。…きた、きた、しゅっぽっ、しゅっぽっ…♪｣
これって、(おやじ)ギャグ…!?

なかなか高度な言葉遊びができるようになったじゃないかと、おばかなおばはにんまりしたのだった。

まちがえないでね

今日のこと。
パンツ型オムツを替えようとしたママは、ゴムと間違えていっくんのおなかの皮をつまんでしまった。
するといっくんは、ゴムをつまんで見せて｢ここ、もってね｣と、ちょっといやそうな顔をしたらしい。

お出かけしていて｢いやそうな顔｣が見られなかったのが、とてもとても残念なおばかなおばである。

う○○

昨日(正確には一昨日)、いっくんは、朝食と夕食の後のうんちをお手洗いでできました!!

さらに今日(正確には昨日)は、朝食中にもじもじと立ち上がり、｢うんち、でる。でそう。｣と言ってお手洗いに行き、無事お手洗いでできたとのこと。

がんばれ、オムツが外れる日も近いぞっ。

寝言

いっくんが住んでいる家(私の実家)は細長く、廊下の両端に部屋が集まっている。
居間や食堂などと、いっくんが寝る部屋が離れているので、寝室にモニター(音声のみ)がついている。
いっくんの睡眠が細切れなのか、子供というものがそうなのかはわからないが、寝てから二時間ぐらいして目を覚まして泣いたりする。見に行くとベッドの上に起き上がっているが、そっと横にならせるとすぐに寝付く。そんな時、モニターから聞こえてくるのは、泣き声か、｢まぁま｣という呼び声だが…

先日、モニターから｢ばっちゃ｣｢ばっちゃ、ばっちゃ｣という声が聞こえた。｢ふふふっ、私を呼んでいるのね｣とスキップで見に行くと、布団の塊の奥から｢ばっちゃ！ばんぷっ(ジャンプ)！｣と聞こえてきた。何とまぁ、元気の良い寝言だろう。

今日も先ほどモニターから声が聞こえた。｢まぁま、まぁま｣
見に行くと、｢まぁま、まぁま。まめ、まめ。｣といって起き上がっていた。きっと、大好きな豆の夢でも見ていたのだろう。

楽しい夢を見てね、とおばかなおばは、真っ暗闇の中で寝顔を眺めたのだった。