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ごめんなさいまでの距離 その2

いっくんが、じいじのビデオテープをいじっていた。
一応「じいじの大事なものよ。」と注意してみた。
「じいじが、誰が壊したの?って聞いたときに、いっくんです、ごめんなさいって言えるかな。」というと、小さな声で「いえない」と言って、おイタをやめた。

それでも気になるらしく、しばらくするとまたあれこれいじっていた。
もう一度、「壊れちゃったら、いっ君が壊しました、ごめんなさいって言えるかな。」と聞いてみると、何も言わずにおイタをやめた。
が、その後じっと考え込んでいる。
もっとやりたいようにやって、そのあとごめんなさいと言うか、ここでやめて、ごめんなさいを言わずに済ませるかで悩んでいたようだ。

注意の仕方が悪かったかな。
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ごめんなさいまでの距離

今日の夕食のときのこと。
いっくんはそろそろおなかが一杯になって、飽きてきていたらしい。
フォークを振り回して、刺さっていたハンバーグを飛ばしてしまったのだ。
ママはものすごく怒った。
「だめでしょ。ごめんなさいは?」
ところが近頃反抗期のいっくんは、へらへらしてあやまらない。
「もう、ママ知らない。一緒にねんねしない。ヨーグルトもあげない。」
そうしてママは怒って台所に引っ込んでしまった。
いっくんは、平気な顔で「でだーと(デザート)!よーぐーと(ヨーグルト)」と騒いでいたが、ママは顔を見せない。
おバカなおばは辛くて胸がつぶれるかと思った

何度呼んでもママは一向に現れずで、いっくんはとうとう泣き出した。
私が「ママにごめんなさいって言いに行こう」と誘っても、「行かない」と泣くばかりだ。
「抱っこしてあげるから、ママにあやまりに行こう。ママのところにお茶碗下げに行こう。」と言っても、連れて行かれまいと椅子にしがみついて泣いている。椅子の座面にうつぶせにしがみついているので、笑いをこらえるのが辛かった
しばらく放っておいたら、「抱っこで行く」と言い出した。
しかし、ママのところに連れて行っても、そっぽを向いて膨れている。
ママが「何か内緒のお話はない?」と水を向けてもだんまりだ。
そのうち、ママを無視しておもちゃで遊び始めた。
強情っ張りなところ、だれに似たんでしょうね

ママは傍にいないほうがいいだろうということで、隣の部屋のじいじのベッド(昼間はいっくんの遊び場)で不貞寝のふりをして待つことにした。
少しして、私が「いっくん、ママはどこかなぁ」と言ってみた。
いっくんはママ探しに出かけたものの、なぜか遠いところばかりで、隣の部屋を見に行かない。お手洗や、お風呂場まで探してもママはみつからなかった。
「じいじのお部屋も見てごらん」と言ってあげると、ようやくママを見つけて「ねんねちてた」と報告に来た。
「まぁまって言わないの?」と誘ってみると、そばにあったリサのぬいぐるみ(←恋人)を抱いて、ママの顔のほうに回り、
リサ、ごめんなさい、いう」と、ぬいぐるみに深々とおじぎをさせた。
そのあと、ママにぎゅーっとしてもらって、いっくんはとてもとても元気になったのだった。

こんなことでも可愛くて涙ぐんでしまう、おバカなおばだ。

♪ だれがすきなの?

いっくんは、「ぞうさん」が二番まで歌えるようになった。
「だぁれがすきなぁの、あぁのね、かぁさんが、すぅきなのよ♪」
気持ちよくご披露したところで質問が飛んだ。
いっくんは、だれが好きなの?」
ぱぱ
…ママの立場は…?

そのパパは会社の社内誌のインタヴューにこう答えていた。
「長期休暇が取れたらどうしますか?」
「(新婚旅行で行った)ギリシアに行って、二歳の息子とロバに乗る。」
…ママの立場は…?


ところで、今日もまた「ぞうさん」を気持ちよく二番まで歌ったいっくんに、ママは再び聞いてみた。
いっくんは、だれが好きなの?」
ちかちゃん」(←パパの妹。若くて可愛い)

靴べら

あんよができるようになった頃から、靴べらに猛烈に興味を示していたいっくん
使い方を教えたら、靴をはこうとする人の足元に突っ込んでみたり、自分の靴に突っ込んでみたり。じいじの民芸調のは重くてごっついので、面白がりのおバカなおばはいっくん用に小ぶりのものを買ってあげた。

つい先日一緒に出かけようとして見ていると、器用に靴べらを使って一人で靴をはいていた。
大きくなったのね。
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Author:daifuku
新米「ばぁや」、大奮闘の巻…
そんな感じの毎日です

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