お誕生日の少し前にがっかりするようなことが起こって、いっくんは少し元気がないようだった。
実際に彼ががっかりしたり、元気がなかったりしたのかどうかはわからないが、おばの目からはそのように見えたのだ。
そこで、いっくんに小さなチョコレートの詰め合わせをプレゼントした。ミルク、スイート、ビターの三種類の小さな(親指の半分くらいの大きさ)板状のチョコレートが15枚くらい袋詰めになっているものだ。普段から「お菓子を買ってこないように」とママから言われているので目立たないささやかなものを選んだ。そしてさらに、「一日一枚づつよ」と注意して渡した。
何日か後、チョコレートのことを聞くと、一日に二枚食べた日もあったらしい。
「一日一枚ってお約束したんじゃなかったかしら。」と聞いてみると、
「だって とっってもおいちいんだもん」という答え。
チョコレートは大人にとっても「とってもおいちい」けれど、牛乳アレルギーがあって、お菓子といえば和菓子ばかりだったいっくんにとっては、珍しい食べ物なのだ。
実際に彼ががっかりしたり、元気がなかったりしたのかどうかはわからないが、おばの目からはそのように見えたのだ。
そこで、いっくんに小さなチョコレートの詰め合わせをプレゼントした。ミルク、スイート、ビターの三種類の小さな(親指の半分くらいの大きさ)板状のチョコレートが15枚くらい袋詰めになっているものだ。普段から「お菓子を買ってこないように」とママから言われているので目立たないささやかなものを選んだ。そしてさらに、「一日一枚づつよ」と注意して渡した。
何日か後、チョコレートのことを聞くと、一日に二枚食べた日もあったらしい。
「一日一枚ってお約束したんじゃなかったかしら。」と聞いてみると、
「だって とっってもおいちいんだもん」という答え。
チョコレートは大人にとっても「とってもおいちい」けれど、牛乳アレルギーがあって、お菓子といえば和菓子ばかりだったいっくんにとっては、珍しい食べ物なのだ。
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一月くらい前のことだ。
腰痛がつらいので、湿布を張ってもらいに実家(いっくんの家)へ行った。
「どうちたの」
と(いっくんに聞かれたので事情を説明すると、お台所で洗い物をしているママの所へ走って行って、
「しゃきに おばちゃまのちっぷ はってあげて。しょしたら あんまりまたなくて いいでしょ。」
と頼んでくれた。
ん~~、やさしい~~。
ちなみに、これはママのお気に入りのエピソードだ。
腰痛がつらいので、湿布を張ってもらいに実家(いっくんの家)へ行った。
「どうちたの」
と(いっくんに聞かれたので事情を説明すると、お台所で洗い物をしているママの所へ走って行って、
「しゃきに おばちゃまのちっぷ はってあげて。しょしたら あんまりまたなくて いいでしょ。」
と頼んでくれた。
ん~~、やさしい~~。
ちなみに、これはママのお気に入りのエピソードだ。
気づくといっくんの幼稚園年少組生活も半分を過ぎてしまった。
一学期いっぱいはママとの朝のお別れが涙涙だったが、夏休みにちょびっっとおにいちゃんになって、二学期にはお友達と元気よく遊んだり、お当番の仕事もできるようになってきた。
いっくんはお帰りの時に出てくるのが遅いらしい。ママがきいてみると、
「おちゃきにどうじょ してたの」
という答えだった。
翌日お友達(男の子)のママからは、
「ゲタ箱のところで、かち合いそうになって、いっくんがお先にどうぞって言ってくれたって、感激していましたよ。」
と言われたらしい。
礼儀正しいっていいことよね。
…いっくんのおばあちゃま(ママのママ)は女学校時代に、改札口でお先にどうぞをし続けて、家に帰れなくなりかけたらしい。ものには限度がある…かな。
一学期いっぱいはママとの朝のお別れが涙涙だったが、夏休みにちょびっっとおにいちゃんになって、二学期にはお友達と元気よく遊んだり、お当番の仕事もできるようになってきた。
いっくんはお帰りの時に出てくるのが遅いらしい。ママがきいてみると、
「おちゃきにどうじょ してたの」
という答えだった。
翌日お友達(男の子)のママからは、
「ゲタ箱のところで、かち合いそうになって、いっくんがお先にどうぞって言ってくれたって、感激していましたよ。」
と言われたらしい。
礼儀正しいっていいことよね。
…いっくんのおばあちゃま(ママのママ)は女学校時代に、改札口でお先にどうぞをし続けて、家に帰れなくなりかけたらしい。ものには限度がある…かな。
いっくんとママと三人で買い物に行った。
スーパーから出たところがすぐ車道になっているので、
「危ないから手をつなぎましょうね」
と言うと、両手に荷物を下げたママの方へ行くではないか。
手をつなぐのは、どうしてもママがいいと言ういっくんのために、ママの荷物を引き受けた。
「どうしておばちゃまと手をつなぐのじゃいやなの。」と聞いてみると答えは。
「おばちゃまは だいちゅきだけど、ママは いっちばんちゅきなんだも~ん。」
はい、よくわかりました。
スーパーから出たところがすぐ車道になっているので、
「危ないから手をつなぎましょうね」
と言うと、両手に荷物を下げたママの方へ行くではないか。
手をつなぐのは、どうしてもママがいいと言ういっくんのために、ママの荷物を引き受けた。
「どうしておばちゃまと手をつなぐのじゃいやなの。」と聞いてみると答えは。
「おばちゃまは だいちゅきだけど、ママは いっちばんちゅきなんだも~ん。」
はい、よくわかりました。
ついこの間、お誕生日でたくさんプレゼントをいただいたというのに、もうおもちゃのカタログをためつすがめつして見て、なにやら物色しているいっくん。早々狙いを定めたようだ。
「クリスマスに買っていただきましょうね。」と言うママに、
「しゅぐ ほちい~~」とごねる。
「そんな大きなおもちゃは、クリスマスじゃないとダメよ。」と言われて、
「くりしゅましゅじゃ おちょちゅぎるぅぅぅ」と、口をへの字にして頑張ていた。
「遅すぎる」って、どこで覚えたんだろう(苦笑)
「クリスマスに買っていただきましょうね。」と言うママに、
「しゅぐ ほちい~~」とごねる。
「そんな大きなおもちゃは、クリスマスじゃないとダメよ。」と言われて、
「くりしゅましゅじゃ おちょちゅぎるぅぅぅ」と、口をへの字にして頑張ていた。
「遅すぎる」って、どこで覚えたんだろう(苦笑)
今日はいっくんの誕生日、夜、プレゼントを渡しに行った。
「お誕生日おめでとう。何歳になったのかな。」
「しゃんしゃい」
「あら、お誕生日でしょう。」
「こんどのにちようびが おたんじょうかいだもの」
「おたんじょうかいに よんしゃいになるの」
確かに、週末にじぃじ達、おじちゃん・おばちゃん達が集まってお誕生会をすることになっているのだが。
「今日がお誕生日なんだから、今日四歳になればいいじゃない。」
「だってしゃ、にちようびには ぱぱが ずぅっといるから。なんかいも いっくんよんしゃいって いえるんだもん。」
そこへ、頑張って仕事を早く終わらせたパパが帰ってきた。
「いっくん、パパが帰っていらしたわよ。いっくんは何歳なのか教えてあげて。」
すると、さっきまで三歳だった坊やが、照れながら指を四本立てているではないか。
パパに会って、ようやく四歳になったのだ!!
パパのことが大好きないっくんの様子に、ママとわたしは思わずホロリとしてしまった。
「お誕生日おめでとう。何歳になったのかな。」
「しゃんしゃい」
「あら、お誕生日でしょう。」
「こんどのにちようびが おたんじょうかいだもの」
「おたんじょうかいに よんしゃいになるの」
確かに、週末にじぃじ達、おじちゃん・おばちゃん達が集まってお誕生会をすることになっているのだが。
「今日がお誕生日なんだから、今日四歳になればいいじゃない。」
「だってしゃ、にちようびには ぱぱが ずぅっといるから。なんかいも いっくんよんしゃいって いえるんだもん。」
そこへ、頑張って仕事を早く終わらせたパパが帰ってきた。
「いっくん、パパが帰っていらしたわよ。いっくんは何歳なのか教えてあげて。」
すると、さっきまで三歳だった坊やが、照れながら指を四本立てているではないか。
パパに会って、ようやく四歳になったのだ!!
パパのことが大好きないっくんの様子に、ママとわたしは思わずホロリとしてしまった。